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にゃいにゃい事件簿

横綱の名を汚さぬよう一生懸命がんばります!

きょうは百円の恋を観ました。

 

序盤は、こういうことってあるんだろうなあという感じで観ていたんですけど、安藤サクラさんの本気加減。女優って、凄い。最後の試合のシーン、映画なのはわかっているのに、映画のはずなのにあんな結果に。でも、最終ラウンド(なのかわからないんですけど)に一瞬でたあのパンチ、人間って本当に底力でああなるんですよね。倍になって返ってくるんですけど、意地というか怒りというか。

 

というのも、空手の試合を思い出して。最初で最後の。とんでもなく小さかったわたしなので親には心配されてたんですけど、そのときの先生に背中を押され組手(防具をつけて直接パンチキックで戦う試合)をやることに。相手は帯の色も格上で背もおおきくて、始まる前からオーディエンス絶望!!!ってかんじだったとおもうんですが、それほど挫折を味わったことのないわたしにはあまり実感なくて。

 

秒殺ですよね。

 

一瞬でポイントとられました。わたしってこんなに弱かったんだと、手も足も出ずこのままひるんでるだけしかできないんだと。相手の懐に綺麗にパンチやキックが入ると高いポイントが入るようで(よく知らないんですいまだに)バッシバシやられましたね。ひたすらパンチを食らうわたし。ふと観客席の二階を見たら母は泣いてましたし父は叫んでたんですよね、聞こえなかったけど。ずっとやられ続けて、ああこの試合はやく終わらないかなどうせ負けるんだもんなあなんてぼんやり考えてたりして。そうしたら重くておっきなパンチが入ったんです、相手の。その瞬間にあたまがまっしろになって、わたし右足が上がってたみたいです。まさかの回し蹴り。初ポイント。

 

相手びっくり、わたしもびっくり。(お互いひるむ)

 

その後、倍になって相手の攻撃を受けながら試合終了です。我が家のなかで、あの伝説の回し蹴りは笑いのネタになっていますが、あのときはじめて本能っていうものを感じた気がします。そんなことを映画を見ながら思い出しました。なんで空手なんて始めたんだろうと考えましたけど、もうあの頃からわたしは「人と違うような」「普通じゃないような」があったんですね、多分。小さくて弱く見える自分も嫌いでしたし。

 

またなにか、始めたいと常々思っているのに動けていない自分です。仕事でいっぱいいっぱいになるのは違うのになあ、もっとじょうずに全部やりたいです。家事も仕事も趣味も。

 

安藤サクラさんの演技は演技のように見えない本物でしたし、新井さんのクズっぷりも嫌いじゃないですし、観てよかったと思える映画でした。